うたかたラジオ

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【SIREN】羽生田村への道は険しい

『SIREN』というゲームをご存知ですか?

発売から約15年経つ今も根強いファンに支持されている和製ホラーゲームです。

もちろんこのブログを書いている中の人もSIRENが大好きです。

万人におすすめというわけではないですし、今プレイするにはグラフィック的にも操作性にも難があると思われるので、「とにかくやってて!」とは言いません。

しかしながら、この作品の奥深さや楽しさを理解するためには実際にプレイするほかないと思うので、機会があれば是非という感じですかね。

SIREN PlayStation 2 the Best

SIREN PlayStation 2 the Best

 

↑Best版ですらプレミアがついて簡単には手が出せない値段になっています。一年前くらいにたまたまAmazonで見たときは定価で買えたような・・・。これから書くことが影響しているのかもしれません。

 

時代を超えて愛されるSIREN

『SIREN展』

現在、東京・中野でシリーズ15周年を記念して8月1日から14日までの期間限定で『SIREN展』が開かれているそうだ。

www.gamespark.jp

いちファンとして是非とも参加したいところだが、まずこのニュースの表題を見てほしい。

『整理券』

この文字が思わず敬遠してしまった理由だ。会場に入るだけで整理券というのは、少しハードルが高い。

なるほど、ちなみに何時ごろ配布するのだろう。営業時間は12時~20時(土日は11時から)らしいが・・・。

羽生蛇村への道は険しい

 ↑Twitterでの死の宣告である。8時から・・・だと・・・。

随時配布をしていたらしいが、一日がかりの張りつきになることは必至だろう。

それから数日。

 まさかの抽選。羽生田村への道が険しすぎる。

そして、今日のツイート。

 なんというストロングスタイル。

朝とはいえ暑い中並んで、抽選で入場の権利を勝ち取って、指定の時間に馳せ参じる。SIRENは好きだけど、そこまで熱意を割くことはできないなぁ。

この状況が緩和されることは考えにくいし、有休取って行って抽選漏れは悲しすぎるので、涙を呑んでスルーを決め込むことにしよう。

 

続編を望む1人のファンがSIREN愛を語る

 最後に少しSIREN愛を語りたいと思う。

このゲームは最初にも書いたように、15年前に発売し、今なお多くのファンに愛されている。

割とPS2初期のゲームなので、グラフィックが荒くてごく軽度の砂嵐状態の画面がより恐怖心を増幅させ、独特の世界観にプレイヤーを没入させる。

操作性も快適とは言えず、モンハン初心者がいわゆる『モンハン持ち』をするくらいに慣れるまで時間がかかる。

とはいえ、羽生田村という狭い空間を精緻に作り込んでおり、この空間から出られないことに対する恐怖は相当なもの。

また、本作品のキーにもなっている、相手の視界をトレースする『視界ジャック』は非常に画期的で前衛的な試みであり、主人公が時系列の中で入れ替わるザッピングシステムも新鮮であった。

難易度は極めて高く、攻略情報を参照しなければストーリーを繋げることすら難しく、一つのエピソードをクリアすることもままならない。

僕は基本的に初見のゲームで攻略情報を見るのは避けているが、SIRENに関してはネタバレを受けるよりも手助けを受けながらでも自分の手で進んでいきたいと思えるような魅力があった。

SIRENは、続編として2、外伝としてNTが出ているが、断然初代が好きだ。

2以降は攻撃手段が豊富になり、プレイヤーが強くなりすぎている感がある。

こちらは抵抗する手段がない或いは限られている状態で未知なる恐怖に対峙する緊迫感を味わえるのは間違いなく初代SIRENだ。

 

僕はSIRENの続編を待ち続けるファンの一人であるが、このまま続編が出ずに『伝説のゲーム』として心に残り続けるのもひそかに願っている複雑なライオンハートだ。

 

↓今年の暑い夏にぴったり。


siren cm 1